南島漂流記
2003年1月
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2003.1.26
今回の撮影の狙いは、カエルの繁殖行動。真冬の森でカエルの繁殖というと不思議に聞こえるかもしれませんが、亜熱帯山原に生息するカエルは、冬眠するどころか、冬に繁殖期を迎えるものがかなりいます。 |
![]() イシカワガエルの鳴いている瞬間 SONY DCR-TRV900 X1.7Telecon |
![]() 座津武川源流部で NikonF100 Nikkor18-35/3.5-4.5ED PLFilter RDPIII |
2003.1.26
山原(やんばる)の名称で知られる沖縄本島北部地域。言うまでもなく、世界的な希少動物の宝庫として有名です。ところが、山原には高い山はありません。大きな河も流れていません。こう書くと、生物の生息のためには、あまりよい環境ではないように聞こえるかもしれません。しかし、実際には森の中には大きな河の代わりに、至る所に渓流が流れ、網の目のように覆っています。この渓流環境こそが、山原を初めとする琉球列島の亜熱帯の森を特徴づける大きな要因なのです。ひとつひとつは小さい空間ながら、変化に富んだ環境が提供され、小さな島でありながら、極めて豊富な生物の共存を可能としているのです。 |
2003.1.23
ソニー坊や巡りも一段落。残念ながら、消えてしまった5体の情報はなかなか得られません。ここで、コンクリート製ソニー坊やが、何故沖縄だけで造られたかを考えてみました。ソニー坊や探しをしていて目に付いたのが、この交通安全のたすきをかけて道路脇に立っている、お巡りさん型コンクリート製オブジェ。正式名称も、いつの頃からあるものなのかも分りませんが、そう言えば、県内各地で以前から目にしている物件です。恐らく、これも沖縄特有の物件ではないでしょうか?交通安全を訴えるコンクリート製オブジェという共通点から、これがソニー坊やのルーツというかお父さんである可能性も考えられます。 |
![]() 交通安全お巡りさん人形 NikonD1X Nikkor18-35 |
![]() 糸満市のソニー坊や NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED |
2003.1.22
(株)沖縄ソニーさんに情報提供をお願いして小一時間で、回答をくださいました。それに依ると「現存6体」は誤りで、「5体」だそうです。さらに、このコンクリート製ソニー坊やは沖縄だけのものなのだそうです。そして、その残り1体はというと、糸満市名城ビーチ内のプール脇とのことでした。連絡を頂いたのが15時40分、もう陽は傾いて決して条件はよくないのですが、今晩から明日にかけては雨の予報、、、などの理由よりも早く見てみたいとの思いから、すぐに糸満に向かいました。 |
2003.1.22
昨日に続いて今日の午前中も、ソニー坊や探しをしてきました。昨日、情報キャッチした別サイトにアップされていた写真を頼りに、沖縄本島中部の具志川市まで。手掛かりは、「交通安全」よりさらに下の台座部分に「具志川市役所」と記されていることと、「安慶名闘牛場」の近くらしいということ。 |
![]() 具志川市のソニー坊や NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5 Speedlight |
2003.1.21 |
![]() ![]() ![]() 沖縄本島のソニー坊やたち NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED |
沖縄限定でも、野生動物の話題でもないのですが、前々から気になっていたのがこの「ソニー坊や」。1956年から、岡部冬彦作漫画「あっちゃん」のキャラクターを使い販促用にいろいろなグッズが作られたそうです。各種印刷物や、体長50cmくらいまでの樹脂製のマスコットや、店頭ディスプレイなどなど。しかし、私が以前から気になっていた物件は、この身長1m程のコンクリート製の街頭オブジェです。足元の台座には、必ず「交通安全」と記されていますから、宣伝と同時に交通安全キャンペーンか何かで、ある時期に立てられたものなのでしょう。 私がこれまでに見たことのあるソニー坊やは、沖縄本島内の3体。掲載写真の左から、西原町兼久の国道329号線沿いのもの(以前は近くの製糖工場内にあったものが工場閉鎖と共に現在の場所に移設)。中央は、本部町浦崎の国道505号線沿いのもの(これも以前は、今帰仁村方面にあったものを移設)。右は宜野湾市野嵩の国道330号線沿いのもの(タクシー会社構内)。どれも、定期的にペンキの塗り替えがされているようで、概ね綺麗な外観を保っています。しかし、ペンキの塗り替えを重ねる毎に、誕生当時のオリジナルからは少しずつ変化が積み重なり、現在ではそれぞれに微妙な違いが見られます。 インターネット検索をすると、ソニー坊やに関する情報はかなりあるのですが、そのほとんどが、このキャラクターの由来や、持ち運び可能なマスコット人形タイプについてのものです。残念ながら、このコンクリート製据え置きタイプに関する情報はあまり見当たりません。一体何時頃どの程度の数が造られて、どの程度が現在でも残っているのでしょうか?さらに国内でも地方による分布頻度の差や、あるいは海外にも現存するのか、興味は尽きません。 ところが、やはり世の中にはすごい方がいらっしゃるものです。今から5年近くも前に、沖縄本島内のソニー坊や探索をされ、既にご自分のサイトに写真をアップされている方を発見しました(先を越された…それも、かなり…)。しかもそこには、私の知らないもう1体の写真も!近くこの1体も確認してきたいと思います。 それから、ソニー坊やにやや似た物件で、県内泡盛醸造所が一升瓶を象ったコンクリート製巨大オブジェを各所に立てていた時期がありました。私の知る限りでは、昨年、中城村泊の国道329号線沿いの最後の1本が取り壊されたようです。それとも、まだ何処かにひっそり残されているのでしょうか? (※その後、過去の新聞記事から、40年前に沖縄県内に10体が設置され、現在6体が残っていることが判明) |
2003.1.14
昨年11月1日にオープンした、沖縄本島の本部半島にある海洋博公園の沖縄美ら海水族館に、遅ればせながら行ってきました。オープンから2カ月半が過ぎようとしていますが、好天に恵まれた3連休の最終日ということもあって、開館時間直後に入場したにもかかわらず、かなりの混雑ぶりで落ち着いて観られる状況ではありませんでした。 |
![]() 海洋博公園沖縄美ら海水族館巨大水槽 NikonD1X Sigma16/2.8Fisheye |
![]() サキシマフヨウの実 NikonD1X Sigma8/4 Fisheye X1.5Telecon |
2003.1.12
山原(やんばる)の山は、ちょうど冬のさ中といった景色が広がっています。ハゼノキの紅葉も今がいちばんの見頃ですし、アカメガシワの黄葉も、あちこちで目につきます。 |
2003.1.11
今年初めての山原(やんばる)の撮影で、夜の渓流を歩いてきました。亜熱帯沖縄のカエルたちは冬眠するどころか、この時期に繁殖をする種が多いため、そのような状況狙いです。最近は、気温の高くなる日もありますが、概ね気温も低く適度に雨も降っているので、条件は悪くないはずです。 |
![]() マイクを大破したVX2000 NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED |
![]() カンヒザクラ一輪 NikonD1X MicroNikkor60/2.8 |
2003.1.4
東京の雪景色というちょっとイレギュラーな展開でスタートした今年の「南島漂流記」ですが、今日から再び、亜熱帯沖縄の影像です。 |
2003.1.3
昨日に続いて、今日はちょうどお昼頃から、東京都内でも雪が降り始めました。初めは、パラパラと霰(あられ)のような細かい顆粒状の雪で、続いてボタ雪に変わり、見る見る地面や植木が白いものに覆われていきました。 |
![]() カナメの生け垣に積もった雪 NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED |
![]() 2日の東京うっすら雪化粧 NikonD1X Nikkor18-35/3.5-4.5ED |
2003.1.2
今年の元旦は、何年かぶりで東京の実家で迎えました。24年間の沖縄暮しで、東京で新年を迎えたことは数えるほどしかありません。天気予報では、大晦日から元旦の朝にかけて都内でも積雪とのことでしたが、残念ながら実際にはほとんど雪を見ることは出来ませんでした。 |